睾丸のがん(睾丸腫瘍)
通常睾丸部の痛みや排尿時の痛みを伴い、発熱などがある場合は急性副睾丸炎(きゅうせいふくこうがんえん)などが一番に考えられます。
しかし痛みのない陰嚢部の腫れは睾丸腫瘍(こうがんしゅよう)、別名精巣腫瘍(せいそうしゅよう)を疑って検査する必要があります。
睾丸腫瘍は比較的若い男性に多く、無痛性の陰嚢部の腫れで見つかるケースが多いようです。
診断は尿検査で細菌感染がない様なら、血液検査と腹部エコーで陰嚢内の腫れが睾丸自体なのか、副睾丸なのかを判断します。
睾丸が不均一に腫れて、内容が液体でないようでしたら、睾丸腫瘍が最も考えられます。
この場合はまず手術で片方の睾丸を摘出した後、組織成分を細かく観察し、比較的性質の良いセミノーマ(精上皮腫:せいじょうひしゅ)かそれ以外をみます。
いずれにしても痛みのない睾丸部の腫れは、ガンを疑って泌尿器科にすぐ受診すべきでしょう。
睾丸(精巣)の腫瘍マーカーとしてはαフェトプロテインやHCGがよく知られています。それらが陽性の場合は非セミノーマとして化学療法などの積極的な治療が必要となる場合もあります。